狙え800点!TOEICのおすすめ勉強法・勉強時間【870点体験談も】

TOEICで良いスコアが取りたくても、忙しいサラリーマンにとって、勉強する時間をつくるのは、なかなか難しいですよね。

忙しい毎日の中で、どのように勉強すれば、スコアアップが達成できるのでしょうか。

今回は、TOEICスコア870点の経験を踏まえながら、「TOEICのおすすめ勉強法」を紹介していきます!

1.TOEICで高得点を採るには時間はかかるが、さほど難しくもない!

TOEICの満点講師でもあるTEX加藤先生 が、マイナビのインタビューで、このようにおっしゃっています。

勉強すれば確実にスコアが上がります。私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。

これだけ見ると、「えーっ!!遠い道のりだ…」「自分には、出来そうもない」と思う方も多いかも知れませんね。しかし、一定の成果を出すためには、一定の時間は必要です。

また、同じ勉強時間でも、勉強の仕方によっては、全く結果が変わってくるのも事実。

TOEICでスコアを出すには、TOEICの勉強のみを勉強することです。

今回ご紹介するのは、ネイティブスピーカーのような英会話力や英語圏の方でもなかなか知らない専門単語の暗記を目指すものではありません。

TOEICに特化した勉強法さえマスターすれば、高得点もさほど難しくはありませんよ♪

 

2.点数別!TOEIC 受験に必要な勉強時間とは?

現在、仮に400~500点だったとした場合、各スコアを採るのに必要な勉強時間の目安は、一般的には、次のように言われています。

  • 600点…400~600時間
  • 800点…600~1000時間
  • 800点…1000~1500時間
  • 900点…1500~2500時間

1日3時間コンスタントに勉強できるとしたら、600点までには、およそ130日から200日かかる計算になります。

現時点での英語力や個人の能力差にもよりますが、TOEICの勉強を開始してから、およそ2年前後で900点台に到達される方が多いです。

あなたは、これを早いと感じましたか。遅いと感じましたか。

TOEICを継続して受験していると、どうしてもスコアが下がったり、伸び悩んだりする時期がきます。

「ローマは一日にして成らず」という諺にもあるように、TOEICの目標達成には、ある程度の時間と努力の継続が必須。

偉業の900点を超えるのに、多くの人が2年ほどかかるもので、長丁場になることを最初から知っておけば、それほど深く悩むこともなくなるかも知れませんね!

 

3.まずは、600点をめざそう!600点をめざす3つの戦略とは?

① 1日2~3時間の勉強時間を確保する

英語力を身に付けるためには、毎日一定量の英語に触れなければなりません。

1日のほとんどが仕事に費やされてしまう忙しいサラリーマンの場合、電車やバスでの移動時間や昼休みの時間などを使うのも有効でしょう。

しかし、1日30分~1時間というのでは、全く勉強しないよりはマシですが、少し物足りない時間。

600点達成には、少なくとも1日1.5~2時間、出来れば1日2~3時間の勉強時間を確保したいものです。

意識して時間を確保するほど、不思議とモチベーションも上がります。さらに、忘れるスピードよりも覚えるスピードのほうが勝るので、効率よく身に付いていきますよ!

② 模擬試験問題集1冊を最後まで徹底的に仕上げる

勉強の質を高めるためには、間違えた問題の原因を分析し、それに合ったトレーニングを行うことが重要です。

そのためには、あれこれと手を出さず、1冊の問題集を最後までやり遂げるようにしましょう。

特に、本番と同じマークシートやリスニング問題のスクリプト、リーディング問題の音声が付いているものなどで、最低でも2回分の模擬試験が掲載された問題集がおすすめです。

模擬試験問題集は、むしろ解き終わってからの勉強が勝負!

実際に解いてみた問題集のスコアの低さを気にするよりも、きちんと原因分析をし、それを克服するためのトレーニングを継続していくことが、何より重要だということを頭に入れておいて下さい。

③ 得点源になりやすいパートに注力する

600点をめざすということは、当然ですが、全問正解する必要はありません。全体の3~4割は捨てていいという計算になります。

特に、TOEIC の勉強を始めたばかりの頃は、比較的正答率も高い「リスニング部門のPart 1とPart 2」、リーディング部門の「Part 5」に絞って、勉強するという戦略がおすすめです。

本番のテストでは、1問1問しっかり解こうとする人も多いと思いますが、難度の高い問題を捨てる覚悟と勇気は、意外と重要。

実は、「難度の高い問題を捨てる」という作業も、普段練習していないと、なかなか難しいものです。

得意なパートを少しずつ増やしていきながら、捨てる問題と解く問題を見極める練習も同時に進めていきましょう。

 

4.870点達成した筆者の体験談

最後に、ずいぶんと前の話になりますが、私がTOEICで870点を獲得できた話をさせていただきます。

そのころ、私は、英文学科の大学生でしたから、一般の方に比べると、普段から講義などで英語に触れる機会は多くありました。

同じ大学内には、流暢に日常英会話ができる学生や留学経験もある友だちもたくさんいましたが、不思議なことに「TOEICで満点近いスコアをとった」「英検1級を合格した」という人が、周りにあまりいなかったのです。

当時から英語力にはある程度の自信はありましたが、何も勉強せずに受けたときのスコアが500点台後半だったのを覚えています。

ぶっつけ本番で受験したとはいえ、「英文学科に通っているのに、恥ずかしい…」という気持ちになりました。

しかし、すぐに気を取り戻した私は、書店のTOEICの参考書コーナーで、自分に合いそうな問題集を2冊購入し、その日から毎日2~3時間ずつ勉強を始めました。

問題集を解いていくうちに、自分がすでに知っていた文法や単語でも、パターン化された引っかけ問題として出題されているということを知りました。

このことを知った後からの勉強の効率は、ぐんと良くなったと感じています。

出題傾向を掴んだ私は、講義が終わってから塾講師や家庭教師のバイトが始まるまでの時間、友だちや彼氏を待っている時間、お風呂の湯が溜まるまでの時間、電車の移動時間など、ちょっとしたスキマ時間を有効に使いました。

その結果、およそ10カ月後には、約300点アップの870点をとることに成功したのです。

私の場合は、もともと英語に囲まれた生活をしていたので、期間も短く済んだのですが、先ほども書いたように、TOEICの勉強を開始してから、およそ2年前後で900点台に到達される方は多いと聞きます。

適した勉強法というのは、人それぞれではありますが、問題の傾向を知り、短期集中型で頑張った方が、成果が出やすいのは事実。

自分に合った勉強法を見つけ出し、ぜひスコアアップを目指して下さいね♪